株式会社アドバンスダイソー

専門用語も乗り越えた外国人技術者が導く、新たな組織文化とリーダーシップの新時代!

代表取締役 社長 / 那須 公輔様

ジャパンエレベーターパーツ株式会社

技術者不足を背景に外国人エンジニアを採用し、専門用語の壁を乗り越えて真面目な働きぶりで社内を活性化、将来は資格取得とリーダー育成で多様性ある組織を目指す。

■ 売上

: 44,216百万円

■ 業種

: 昇降機の保守・保全、リニューアル工事

■ 従業員数

: 1,997名(2024年時点)

■ エンジニア職種

: CAD設計

■ 外国人採用人数

: 3名

事業内容のご紹介

ジャパンエレベーターパーツ株式会社では、古くなったエレベーターのリニューアル工事をメイン事業とし、営業から施工まで一貫して対応しています。

エレベーターの安全性や耐久性を確保し、建物のオーナーや利用者の皆様に安心・快適な環境を提供することを使命としています。

外国人採用に至った経緯

もともとは日本人を中心に求人活動を進めていたのですが、なかなか思うように人材が集まらない時期が続きました。

特に設計や施工管理など、専門的な技術を要する分野は慢性的に人手不足なんです。

そこで、視野を広げて外国籍の方にも目を向けることにしたのがきっかけですね。

実際に技術スキルを持つ方がいれば、国籍にこだわらず採用したいと考えていました。

採用前の課題

やはり一番はコミュニケーションの部分です。エレベーター関連の専門用語や技術はかなり特殊で、日本人でもとっつきにくい部分があります。

そこに加えて、外国人の方がこの専門用語を理解できるのか、日本語でしっかりコミュニケーションが取れるのかという不安がありました。

採用後の効果

思っていたほど大きな言語のトラブルはなく、むしろ真面目にコツコツと仕事に取り組んでくれているという印象です。

彼らは専門技術への意欲が高く、業務を覚えるスピードも早いと感じます。日本人が不真面目というわけではありませんが、外国籍の社員の勤勉さには学ぶところもあると思います。

また、彼らが増えていけば、同じ国同士で助け合いながら指導もしてくれるため、教育体制の充実にもつながると期待しています。

エンジニアの仕事ぶり

現場や設計の仕事ぶりは非常に真面目で熱心ですね。新しい知識を吸収する意欲が高く、専門用語や技術もきちんと身につけてくれています。

いずれはリーダー職やマネジメント層として活躍したいという意欲もあり、実際にチームをまとめる役割を期待できる人材もいます。社内でも「この人なら任せたい」と言われるほど頼りがいがあります。

受け入れに関する社内の反応

当初は言葉の壁や文化の違いによる戸惑いを心配していましたが、特別大きな抵抗や不安の声は出ませんでした。

もちろん最初は専門用語を教えるなど時間をかける必要はありましたが、周りの社員が丁寧に教えたり、同じ国籍のメンバー同士で助け合ったりして、問題を最小限に抑えられていると思います。むしろ、互いに学び合う良い雰囲気ができていますね。

今後、期待すること

まずは、彼らが必要な資格を取得して、現場や設計でより幅広い業務を担えるようになってほしいですね。エレベーター関連の資格試験は専門用語も多く、日本語での筆記が難しい面がありますがそこを乗り越えてもらえれば大きな戦力になるはずです。

また、今後ますます外国籍エンジニアが増えた場合リーダーや教育係として新たに入社する方を支えてくれることも期待しています。日本人だけではなく、多様なバックグラウンドの人材が協力しあうことで、より強固な組織を築いていきたいと考えています。

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